FC2ブログ
小売業の品管
昔あったこと、いまやってること、その他どうでもいいようなことを・・・・・

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



プロフィール

kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

kumamusi

Author:kumamusi



最近の記事



カテゴリー



リンク



最近のコメント



月別アーカイブ



FC2カウンター



最近のトラックバック



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


破裂・・・・

とある冷凍の惣菜を作る工場に行った時の事。ここの鶏の唐揚げからは大腸菌群がポツポツと出てきていました。加熱して食べるものなので、たいした問題ではないのですが、何とかしたいとの事。
揚げた唐揚げをカゴに取って、それを重ねて冷凍庫へ。凍ったらスコップですくって袋に入れてシールし、再度冷凍庫といった工程です。
作業開始前の拭き取りでは問題ないものの、時間とともにスコップとそれを持つ手から大腸菌群が検出されるようになってくる・・・・・・原料やカゴ、その他の部分からは出てきません。スコップは30分おきに200ppmの塩素に漬けてあるものと交換します。作業終了後は洗浄し乾燥させて保管していました。
しかし、このスコップ。プラスチックのお手製のものでした。プラスチックの板やまな板を適当な形に整形し、ステンレスのネジ釘で組み立てたものでした。どうもこのネジを打った部分にうまく塩素が作用せず、菌がにじみ出てくるのではとの事になりました。塩素に漬け込んだ後、使用前に水洗いをして水きり後使用すると、隙間に残った水分とともに菌がうるけ出てくる・・・・・隙間なので、乾燥状態では拭き取りをしてもうまく検出されない・・・・それとは別に、ネジ釘を使っているのは、異物混入の原因になることから問題だわな・・・・・・・・・
最初はスコップをそのまま培地に入れ、培養してみようかと思いました。しかし、現場にあったBGLBでは白いスコップが緑色に着色してしまう・・・・・また、大腸菌群以外の余計なものが生えてくると、スコップ自体は滅菌できないので後が面倒だ・・・
で、菌を希釈水等で振り出し、培養することにしました。容器はジップロックが使えますが(結構無菌です。心配だったら過酸化水素と滅菌水で洗浄します)ストマッカー袋の入っていたチャック付き袋がぴったりだったのでこれを使用。多分汚れは油とともにあるだろうから、界面活性剤が欲しいなと思っていたら偶然Tween80があったので、0.05%ペプトン生食水250mlに1ml添加しました。
スコップと生食水を袋に入れ3時間。時々タッチミキサーで攪拌し、その後スコップを取り出し、6倍濃度のBGLBを50ml加え、空気が入らないようにチャックを閉じて培養。こうすれば、袋が膨張してガスの発生が判るはずと思ったら・・・・・・
もし、ガスで袋が破裂するとまずいので缶に入れて培養開始。しかし翌朝、見事に袋が破裂ていて、培地が飛び散って後が大変・・・・・
汚染の原因は特定できたものの、大腸菌群を密閉した袋で培養してはならないとの教訓でありました(^_^;)

いまさら対数

クレームの数が一時期倍に・・・・・・
以前だったら、薬品臭などは「そんな風に感じる人もいるかもね」で済んでいたものが、そうもいかなくなりました。
工場点検の嵐で、一日で自宅から長野、茨城、岩手なんてのもあったりして・・・・

微生物の検査結果を評価するには、通常検査結果を対数変換します。しかし、高校の頃は対数を機械的に処理することはできても、それがそもそも何の為に必要なのか理解できませんでした。当時は、微積分、対数、n次方程式や、化学なんてのも「こんな事知らなくても生きていくのにまるで関係ない」と思っていて、赤点(って言い方まだあるの?)スレスレで、英語は見事に赤点。赤で点数が書かれるのかと思っていたら、点数の下に赤で線が引いてありました・・・・・・しかし、微生物の検査・評価で上記の内容がメシのタネとなると・・・・何のためにが理解できると、結構面白いもんですね・・・・(^_^;)

で、対数ですが、保存検査などの菌数をそのまま商品担当や現場の担当に見せても「基準はいくつですか~・・基準以下だからいいんですよねぇ~」などと反応がよろしくない…っていうか判ってない…・で、素人さんが見ても判るようにグラフ化するためには、数値を対数に変換する必要があります。log ってやつです。
細菌は1個が2個、2個が4個と増えます。これを自然数のままグラフにすると下の図のようになんだか訳のわからない形になってしまいます。
対数1

菌は倍々で増えますから、対数の底は2が妥当なんでしょうが、通常は底が10の常用対数を用います。こっちの方が見やすいし、今から数十年前は対数表を見ながら変換するしかなかったし…・
対数2

エクセルでグラフにするには、値を対数にしてグラフにするやり方と、自然数でグラフにしてY軸を自然対数に変換するやり方があります。処理の煩雑さの程度により使い分けてください。y軸を右クリックし、「対数目盛りを表示する」にチェックを入れると、対数表示になります。
対数3






異物混入 その4

鹿児島では、大腸菌群の拭き取りにふきふきチェックとECブルーを使ってみまし
た。
なかなか調子がよろしい・・・・

ECブルー

しかし、思った通り帰りは飛行機が台風のために欠航。鹿児島から九州新幹線のつばめ、リレーつばめで博多まで移動し飛行機で帰ってきました。
・・・・つばめは社内が和風で、リレーつばめもなかなかオシャレでした。


最近、針金混入のクレームがありました。怪我人が出なくて良かった・・・・・
接合痕もあることから、なんだかステンレスの金ザルがほつれたような形状でした。端部はニッパーで斜めに切ったような尖った形です。
で、成分の分析に出すと・・・・・通常のステンレスとは異なり、ニッケルが検出限界以下、マンガンが15%以上・・・・こんなステンレスは知らねえぞと思いながらウェブを検索すると、高騰したニッケルの代わりにマンガンを添加した「代用ステンレス」なるものが中国・インドやなんかで製造され日本に入ってきており、18-8の刻印のあるパチモンもでまわっているようです。また、性能は正規のステンレスには劣るとの事。
ちなみに、このようなステンレスは日本で製造されていないし、販売されてないそうです。電顕写真を見てもらうと、プレスで製造された燕の由緒正しいザルでは端部の切断面がニッパーのそれとは違うようです。中国で手作業で作られたザルが輸入され、100均あたりで出回っているのかも・・・・

汚染米に続いて牛乳のメラミン。昨年ペットフードで騒ぎになったときに目をつけておくべきでしたね。米国の場合、小麦グルテンや米蛋白質濃縮物でしたから、おくればせながら、これらのものも注意しておく必要があるかも・・・・・

しかし、中国ではなんでもありだな~・・・


再度、商売繁盛

7月23日、岩手に出張に行き、震度6弱を経験しました。ベッドの中で転げまわってしまった・・・・・で昨日から台風が接近する鹿児島へ・・・・・帰りがどうなるか・・・・・まあ、いろんな体験をさせていただいて・・・・・

最近もなんだか賑やかで、益々商売繁盛・・・・・
まず、冷凍食品検査協会さんがやらかしてくれました。仲間内では、HACCPを取得したら商品事故に気をつけろ、試験所ISOを取得したら検査ミスに気をつけろと言われていましたが・・・・・・
翌日には当方の親会社から電話があり、冷検での検査は禁止。もともとわが社は冷検に外注する慣わしは無かったので影響はありませんでしたが、親会社はお得意さんだったので、これまで検査した結果が正しかったかトレースバックしたとの事です。しかし、どこまで出来たのか詳細は不明。
まあ、ISOのマネジメントシステム取得したといっても、うまく機能している会社には、あまりお目にかかったことが無い・・・・なんだか無理やり取得して適当にとりつくろっている・・・・しかし、人のことは言ってられません。前職のときの内部監査は検査なんか判らない事務職や物流部門の担当が来るもんだから、基礎の基礎を説明するだけでも大変でした。「秤ってのは、物を載せれば重さがわかるもんじゃなくて、周囲の温度分布や静電気、気圧なんかに気をつかってやんなきゃなんないの」なんてところから始まり、中学生の理科の時間といった感じで、監査なんてレベルではない・・・・監査員の皆さんは無理やり指摘事項を見つけ早々に立ち去っていく・・・・・・内部監査なんて制度は、監査するほうがプロでないと機能しない仕組みだと思う・・・・・
最近はISO22000を取得しているところも多くなってきましたが、「外部とのコミュニケーションは記録し保管する」なんて事をやらないところもあります。そんなときには「今日は内部監査でないから不適合になんないけど・・・・・」と忠告してさしあげます。しかし、仕組みが構築されていれば、こちらからの工場点検はやりやすい。内部監査のやり方に従ってビシビシと・・・・・・

ほぼ同時にカビ・農薬の事故米での騒ぎ。農民工米なんて中国の事は言ってられんわな。370社以上が関わってしまったとの事ですが・・・・事故米がそのまま商品の原料になってくれれば話は簡単なんですが、原料の原料、そのまた原料なんかに使われるとトレースが困難になってきます。加工食品の原料を追いかけると原料の原料の・・・・・・と20近く遡るものもあるようです。まあ、その分薄まるだろうけどさあ、どうしましょ・・・・・しばらくヒマになる事は望める環境ではありません・・・・

商売繁盛

また今年の夏も商売繁盛・・・・
更に、原油価格の高騰、穀物相場の上昇で思わぬところで影響が出てきています。中国産ギョウザのおかげで国産の畜産品の需要が逼迫しているところに追い討ちをかけるような感じで、値上げは当然のことながら、原料の手配にまで支障が出てきました。特に挽肉の原料が足りない・・・・今までお付き合いのない所から原料を仕入れたり、いつのまにか豚の大貫を使っていたりなどなど・・・・
大貫は蓄肉臭がきついので要注意です。それよりも、今までお付き合いのなかった所からかき集めるようにして原料を手配しているからさあ大変。
挽肉には、枝肉から製品になるまでの端材が原料の一部として使用されますが、枝肉の表面には畜毛やゴミが付着していたり、また、切り落とされた部分の取り扱いも結構いい加減だったりします。そんなことから、原料の検品や衛生的な取り扱いができるよう改善を行なってきましたが、それができてないと思われるものが入ってきたわけです。
で、いきなり金属の異物混入が多発。紛れ込んでいた金属片がバラバラに粉砕されて金探が鳴りまくり・・・・・・・磁性の弱いものだと金探で取りきれるものではないので前後の商品は廃棄。当然機械を止めて中に残っている肉は廃棄、更に機械の洗浄、点検を行うので現場は大変・・・・
結局、廃棄する金額も馬鹿にならず、そんな原料を使用して商品を製造するのはいかがなものかとのことで、原料の手配がつかない場合は欠品やむなしとの結果になりました。

まあ、なんかあって大騒ぎになるより、懸命な判断と思います。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。