小売業の品管
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kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

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洗浄

機器分析の人は、ガラス器具の洗浄後、蒸留水を通すのが当たり前のようですが、微生物の検査では水道水ですすいで終わりにしてもいいか・・・・
新たに設けられる検査室は、ディスポの機材の使用も多く、洗い物の量もそれほど多くなりませんが、その昔、フィルター付きのストマッカー袋がなかった時代、特に油の多い食肉製品を検査した後の牛乳ピペットの洗浄には苦労しました。油が落ち切れてないものを乾熱滅菌すると黒くコゲてしまう・・・・・最初のうちは、細いピペット用ブラシでしみじみ洗っていましたが、たちまち飽きてしまいます。洗った後には洗剤に漬込みますが、ある時、ものは試しでアルカリ洗剤の変わりに濃いめの台所用中性洗剤に漬込み、サイホンで一日すすいで乾熱滅菌をかけると・・・・目がチカチカして部屋にいられない・・・・陰イオン界面活性剤の残留試験を行う時には、使用するガラス器具をしつこく洗浄するとか、車のフロントガラスの内側を中性洗剤で拭いてデフロスターをつけると、目がチカチカすると言った話を思い出してしまいました。
で、あれこれ試して最も調子よかったのが、洗濯用粉せっけん(合成洗剤ではなく生協で売ってるような粉せっけんです)でした。これを熱湯に溶かし使用済みのピペットをしばらく浸けて、その後ぬるま湯ですすいでアルカリ洗剤に漬込みます。
それでも落ち切れないものは、黒いコゲになります。とある検査室では、真っ黒になって中の検液が見えなくなると捨ててしまうなんて勿体ないことをしているところもありましたが・・・・・
そうなると、薄い苛性ソーダで煮沸しました。やっぱ、これでしょう。イワキのカタログには、熱アルカリでガラスの表面が熔けたり、目盛りが消えるなんてありましたが、20年以上同様の使い方をしてもガラスの表面が白くなったり目盛りが消えるなんて事は無かった・・・・
苛性ソーダを使わなくても濃いめの漂白剤に一晩浸ければきれいになると聞いたことがあります。こちらのやり方の方が安全でしょう。
苛性ソーダを使うと、中和の作業が必要になります。中和せずに乾熱滅菌すると、表面に粉がふいたようになり、くわえると変な味がする・・・
サイホンに塩酸をたらしてしばらく浸けていましたが、ここでクエン酸を使っているところもありました。…・・その昔、出向になったとき、そこではミーレの洗浄機を使用していましたが、中和剤を使用していませんでした。これで洗浄したガラス器具に蒸留水を通し、LBの粉末を入れたら、水に触れた部分が紺色に発色してしまった……

たかがピペットの洗浄ですが、きれいに洗浄できるまでの道のりは遠かった…・今は、自動洗浄機や、大型の超音波洗浄機などなど…・・

ついでに、ガラス製のダラム管も…・・洗浄・乾燥後、耳掻きで中をほじってるところもありましたが、当方では中性洗剤で洗浄後、ザルに入れて小一時間煮沸、その後乾熱滅菌していました。しかし、180℃1時間では、まだ中に水が残っていることがしばしば…・汚れが落ち切れてないようであれば、薄い苛性ソーダに漬けてそのままオートクレーブ。水洗い後、薄い塩酸に漬けて再度オートクレーブ、その後水洗、乾熱滅菌なんて事をやってました。
超音波洗浄機が入ってから、それで洗浄していましたが、中まできっちり洗浄できているのか疑わしかったので、何か代わりのものがないかと探していました。1980だか1990の衛生試験法注解に掲載されていたウレタンの破片みたいなのを使ったこともありますが、調子が良くない…・
その後、栄研からガストラップチップが発売され、速攻でダラム管の代用にしました。しかし、これもガス発生が弱いと沈んでしまうので24時間毎に観察しています。

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