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小売業の品管
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kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

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オートクレーブ

オートクレーブは3台あって、そのうち平山のものは、温度計もついておらずゼンマイ式のタイマーでしたが使い勝手が良く、結局20年使いました。しかし、ヒンジのボルトが摩耗してきて、とうとうお役御免になりました・・・まだまだ缶体はピカピカだったんだが・・・
最近のものは、色々安全装置が付いていてそれほど危険がなくなりましたが、オートクレーブは、一応労働安全衛生法施行令でいう小型圧力容器ですから、取り扱いにはそれなりの注意が必要です。
とあるメーカーさんの検査室にお邪魔したときの事。若い女性の担当者が、滅菌が終了した寒天培地を取り出そうとしたらいきなり突沸。首から顔にかけて培地を浴びるなんて場面に遭遇した事があります。とにかく水で冷やせと大騒ぎ。当方でも、上記のオートクレーブで滅菌終了後、蓋を開けたらいきなり培地が2メートルほど吹き上がったなんて事が・・・一応蓋には磁石で固定する温度計をつけていて、一定の温度以下になるまで開けるなと言っておいたんだが・・・・理屈がよく判ってないようなのと、オートクレーブに関わる法律を理解してもらえるよう、当方では普通第一種圧力容器取扱作業主任者技能講習を義務教育にしてしまいました。でも、知ってるのと、出来るのとではやはり違う・・・・・
その昔、とあるメーカーで他所からオートクレーブを貰ってきて開設した検査室の担当が、オートクレーブに触れたまま水道の蛇口を回そうとしたら、いきなり体が動かなくなった・・・・感電でした。ヒーターの外側の銅が腐食し、中のニクロム線がむき出しになっていたそうです。
オートクレーブは年に1回の法定点検が定められています。しかし、オートクレーブメーカー・サービス担当によっては使用者による自主点検を嫌うところもあるようです。同業他社で、自分で点検しようとしたら怒られたなんて話も聞きました。まあ、知らない人間が勝手に調整したら怖いわな・・・・当方ではボイラ技師がいるため、自主点検と自前で交換できる程度のパーツの確保は出来ています。

さて・・・滅菌する容器の内容物の量が増えると、滅菌する時間を延長することになっています。で、ダイリューターで使用する5㍑のネジ口瓶にいっぱいの希釈水を入れて滅菌する場合、滅菌にどれくらいの時間が必要か試した事がありました。瓶に5㍑のBCP・ブドウ糖加SCDブイヨンを作り、栄研のテスパーGを3枚ばかり細かく切って入れ、スターラーでしばらく攪拌した後滅菌。オートクレーブはTOMYの BS-325です。これを121℃、時間はまず最初は無謀にも5分・・・・終了後、55℃で培養すると・・・・これはやはり無理でした・・・・しっかりブイヨンが黄変・白濁しました。続いて10分。これは1週間培養しても変化なし。更に15分で試してみると、当然これも生えてきません・・・・おかしい・・・・・・もしかして2Kwのヒーターではショボくて、温度が上がるのに時間がかかり、缶体と希釈水の温度差はそれほどないのかもしれない・・・
とりあえず以上の結果から、5㍑満タンでも121℃20分滅菌すればいいと決めました。希釈水はMRD(Maximum Recovery Diluent 限界復活希釈水!!内容はメルクのマニュアルをご覧ください・・・・
http://www.merck.co.jp/microbiology/index_microbiology.html
)ですから、滅菌不良だと保管中に白濁するので異常が判ります(一回、瓶の亀裂でやっちまった事がありました。結果が出た時「そういえば、ペプトンが変わったから白濁してたと思ったら・・・」)

5㍑の瓶で希釈水を滅菌する時は、蓋にはシリコ栓を使用して、瓶の中には口から入る程度の大きさに割った素焼きの植木鉢を沸石として入れてあります。こうすれば滅菌中に突沸し栓が飛ぶのをかなり防げます。ついでに日油技研のケミカルインジケータは、濡らすと変色がわかりづらいので、試験管に入れシリコ栓をし、オートクレーブ内に水平~倒置状態で入れ、滅菌しています。

インジケーター

こんな状態で滅菌します。

たまに、蒸気は空気より重いと勘違いしている人がいるので、新人さんには乾燥したフラスコ、濡らしたティッシュを入れたフラスコ、横倒しにしたフラスコにそれぞれケミカルインジケータを入れたものを栓をせずに滅菌してもらい、熱の伝わり方を体感してもらっています。

冒頭の平山の後継機種は、同じ平山のHG-50になりました・・・・蓋の開閉の時、思わずサンダーバードのテーマを口ずさんでしまう・・・・・
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