小売業の品管
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kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

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検査機関いろいろ・・

ブドウ球菌のコアグラーゼ試験です。

コアグラーゼ

左がブランクで、右が菌を植えたものです。スピッツ管を横にして培養しました。

ギョーザ騒ぎの時、クレームで必要と思われるものは農薬の一斉分析に出そうとの話になりました。しかし、厚生労働省の登録検査機関では高すぎる・・・・そこで、一斉分析を安くやってくれるところを探してお願いすることにしました。まあ登録検査機関でなくとも、「変な味がするので農薬が入ってないか調べてください」みたいなクレームでは「検査しました」といえば納得してくれるだろうし、本当にヤバげなものは登録検査機関にお願いしていました。でも、どんな食品でも検査料金が一緒というのもなんだか・・食品によって前処理の方法は違うだろうに・・・・その検査機関では微生物検査も同時にやってくれるので、農薬と同時に微生物試験が必要な場合、一緒にやってもらうようにしました。
で、検査結果が戻ってくると、普段検査を行わない皆さんは大騒ぎ・・・・微生物の検査結果が悪すぎる・・・・って、こちらにしてみると、こんなもんだろうといった値なんですが、製造時未加熱・加熱後摂取の冷食から大腸菌群が出て焦っている・・・・
しかし、複数のレトルト食品でカビや生菌数が陽性との結果が出たので、試験法や精度管理の方法を厳しく問い詰めると、いきなり「試験法に未熟な部分があったと思われるので、その部分を削除して報告書を再提出させて下さい」とのお詫びが・・・・

以前保健所にいて、現在はコンサルタントなどをやっている人に聞くと、行政では登録検査機関以外での試験結果は「ふ~ん…そうですか…・」程度の扱いとの事。また、特に検便は、行政から認定を受けている検査機関の結果でないと、信用してもらえないようです。「1枚の培地に複数の検体を塗抹しているところもあるので、値段は高いですけど認定を受けているところで検査したほうがいいですよ」…・確かに値段を見ると、どんな検査やってんだといったところもあるし、以前総務課にいた職員は昔そんなところでバイトをしていたそうで「素人が検査してるんだぜ~…」と、検便はしっかりしたところに頼んでいました。

クレーム品を検査する場合、某登録検査機関を利用しています。ここは、余計なものが出てほしくない時利用する習わしになっています。まあ、通常クレーム処理では何も出ない方が嬉しいので普段はこちらばかり。自前で検査した結果のウラを取ったり、メーカーさんに改善を要請する場合は別の検査機関です。同業他社の話でも、やはり登録検査機関でも出てくる数字が違うので、検査機関をそれぞれランク付をしているようです。
以前、大手の水産メーカーさんが、いろんな量販へ提出する為の検査結果を見せてくれたことがあります。全国の営業所が地元の指定検査機関に検査に出すような感じでした。主に魚の切り身の類いですが、何度検査しても<300の所もあれば、3乗4乗出る所もあったり・・・個人的にはこっちのほうが常識的だわな・・・・

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筍水煮

数年前、物流センターより「筍の水煮が膨れてる!!」との連絡がありました。膨張しているものは除去して仕分ければいいので対応はそれほど急いでないようでしたが、なんとなく興味があったので、速攻で物流センターに回収に行きました。
正常品であれば真空パックされた筍の水煮なんですが、問題の商品はパンパンに膨張し、筍はゲル状というかゲロ状・・・・・・ドロドロに溶けていました。
筍に生える菌なので、それほど栄養要求も厳しくないだろうということで、適当な培地に植え嫌気・好気で培養。ついでに正常品を滅菌ビーカーに入れ、検液をたらして嫌気ジャーに入れて培養。再現実験です。
翌日見てみると、平板は嫌気・好気ともなんか生えてて、筍は・・・・・筍の形をしたプルプルしたゲルに変わっているよ・・・・・
同定すると、Bacillus maceransでした。
取れた菌は、例えば漬物などの異物混入のとき、セルロースを溶かすのに使えるかもしれないとのことで、某所にしっかり保存してあります。
で、これを作っている工場は・・・・筍の産地にある古い工場で、筍をパックした後、でかいボイル槽を流して二次殺菌する工程でしたが、中の温度を計る習慣がなかったようでありました(~_~;)

ついでに、ポツポツとクレームが発生する餃子の原料調査で肉の工場を点検した時、そこでは豚のカシラから肉を取っていました。そのことを職場で話すと、ある担当者が「そぉかぁ~~!!判った!!」・・・・過去、そのメーカーでは餃子の中に歯が入っていたクレームがあったとの事。当時はありえないこととして原因不明で処理されたそうですが、ベンダーの言うことを簡単に信じてはいけないという一件でした。

亜セレン酸・・・

ようやくブ菌の写真が撮れました。

ブ菌1

植え替えて、18時間程度培養したものです。

ブ菌2

実際には、白く見えるコロニーでもしっかり黄色です。しばらくは48時間まで培養しますが、調子がよければ24時間で判定しよう・・・・

さて、最近行ったお肉屋さんの話。
仕入れた原料肉の検査を行っていました。生菌数、大腸菌群・大腸菌、ブ菌はペトリフィルムで検査していましたが、サルモネラは・・・・いきなり亜セレン酸が出てきました。
「どうにかしたいんですけど・・・・」と言いながら、使用後は「滅菌して流してます」・・・オイオイ(~_~;)
亜セレン酸は毒物ですし、水質汚濁防止法で排出基準も決まっています。また、厚生省・厚生労働省から、流すな・使用法に気をつけろとのお達しが出ています。
普通の検査室は女性が多いので、「妊娠中のネズミに与えると奇形が発生する事があります」との注記で、強い忌避反応があって自然と亜セレン酸不使用の培地への切り替えが行なわれているんですが、男ばかりの検査室では気にしない・・・・
とりあえず生肉のサルモネラは公定法で決まっている試験法はないし、日本でチフス・パラチフスの食中毒事例は極めて少ないので、BAM方式でRV培地とテトラチオン酸培地に変更してもらうことにしました。一般的に、チフス、パラチフスを狙うならブリリアントグリーンやクリスタルバイオレットを使わない培地を使用します。また、亜セレン酸を使った培地のほうがテトラチオン酸培地より検出率が高いそうです。

微小金属異物検出装置

食品の金属異物を除去するのに、金属探知機、通称金探があります。この金探は磁性を帯びにくいステンレスに対し、感度が落ちるといった弱点があります・・・・・・って、食品工場で使っているSUS300番台のステンレスってまさにこれじゃん・・・・・その他、電気を通すものに反応するので、血合いの多い魚や、塩分の強いものは感度を調整して使用する必要があります。
当方の金探の設定では、0.3ミリ未満のステンレス製針金が検知できないので、新たに金探を検討する事になりました。で、新たな金探といえば・・・・金探だけの機能ではありませんがやっぱりX線でしょう。これだったら、金属異物以外のものでも除去できます。また、最近のものは、一つ一つの画像をたいした容量も必要なくパソコンに保存できるとのこと。これだったら、商品自体に通し番号を付けていれば、異物混入のクレーム時に本当に商品に異物が混入していたか確認する事が出来ます。
変わるものが無ければこれで決定ですが、どこで探してきたのか微小金属異物検出装置なるものも検討の対象となりました。磁性を持たないアルミなどには全く反応せず、大手の○○○さんや×××さんでも導入の実績があって、これらのメーカーでは通常の金探、X線、微小金探を3つ直列にして使用しているとのこと。わが社でも将来的にはこのようにしなければならなくなると思いますが、今はラインの長さが取れない・・・・・・
で、実際デモ機で試してみる事にしました。まずX線は、いつものX線でした。商品の中のどれを異物と認識させるか調整に手間隙かけないと、調子よく機能してくれないようです。続いて微小金探は・・・・実際にラインに組み込んで動かしてみるとバシバシ弾いてくれる・・・・・生産数の5%以上だよ・・・・弾かれたものを調べると、目視で確認できるような金属片がない・・・・異常な高感度でありました。これじゃ使えんということで、日を改めて感度を落として試すと、今度はうまくいって、目視できる金属片が弾かれる・・・・・一回調整すると、普通の金探のように商品ごとに調整がいらないことや、X線に比べて定期的なメンテナンスが必要なく安価なことなどから、こちらの導入が決まりました。
導入した後には調整や工程・手順の変更、テストランが必要になりますから、評価はそれからといった感じです。



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