小売業の品管
昔あったこと、いまやってること、その他どうでもいいようなことを・・・・・

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kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

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黴、かび、カビ・・・・・・

前回の続きをちょっとだけ。
エンテロトキシンを産生するのはプラスミドに拠るとの事。これを見てやれば食中毒を発生させる可能性があるかどうかは判ります。エンテロトキシンには、今のところ19種類の型があり、全てのプライマーが販売されているわけではないようですが、販売されてない物は食中毒を起こす可能性が極めて低いと考えよう…・・プラスミドが脱落しているかもしれないし…・・知らない人には「食中毒を起こす遺伝子は検出されませんでした」と話したほうが親切かもしれない…・・というわけで、PCRでの試験も行なうことになりました。

昔からある焼き菓子でカビのクレームが・・・いわゆる駄菓子というやつで、昔は駄菓子屋の店先でガラスのビンに入って売られていたものです。そんな歴史ある商品でいきなりカビ・・・・・・
最初のクレームは表面に白い結晶があり、カビに見えないこともありませんでしたが、水に漬けると溶けて何も残らないので砂糖の結晶と判断しました。ところが数日後、再びカビのクレーム。今度は完全に茶色をしたカビです。
こんな商品でなぜ?と思いましたが、とりあえず工場に出かけ、拭き取りと落下菌を調べました。水分活性が低くても生えるカビ用にM40Yを使用しましたが・・・・・包装室でエアサンプラーを使い0.5立米吸引してやると・・・・測定不可能・・・・・汚染源と思われるエアコンの拭き取りは・・・・・見た目に汚かったので段階希釈しましたが、これも甘かった・・・・測定不能・・・・・・
ちなみに、商品の水分活性は、焼きたてが0.5程度、数ヶ月たつと0.65ほどになってきます。
工場では、通常エアコンのフィルターの清掃頻度と周りの汚れは点検項目ですが、実際にここの汚れが多数のクレームに繋がったのを経験するのは初めてでした。普通はそんな商品だと、エージレスを使うわな……
再度、仕切りなおして落下菌・拭き取りを行うと、おなじみユーロチウム、ワレミアがわさわさと・・・・

ユーロチウム・ワレミア

この後しばらくほっといたら、テープで止めたシャーレの蓋の隙間から菌糸が溢れ出てきました・・・

商品からは、どういうわけだかワレミアのみ。こちらのほうが、より低い水分活性で増殖できるか・・・・
そんなわけで、まずはエアコンの掃除。とりあえず自分たちでバラしてビグアナイド系殺菌洗浄剤で清掃した後、専門業者に任せ洗浄殺菌を行ないました。ついでに床や機械も殺菌洗浄剤で清掃。結果、拭き取りをしてもM40Yに生えてくるカビはいなくなりましたが、まだかなり宙に舞ってるよ…・・ホルマリンで殺菌するわけにもいかないので、これはオゾン+紫外線で時間をかけて行ないましょう。
あれこれ手を尽くしたおかげか、いまのところ再発はしていません。しかし、高稠性のカビは生えてくるのに時間がかかるのが悩ましい…・・

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ブドウ球菌 その2

なんだか、ちょっとした騒ぎがあって、ブドウ球菌の試験時間の短縮をすることになりました。しかし、よく判ってない人に食中毒菌の危険性を理解させるのは難しい・・・・陽性=食中毒=こわい=危険・・・・と単純に考えてくれて、とんでもなく大騒ぎしてくれる人がいる・・・惣菜や、生洋菓子で検出されるとアセリますが惣菜半製品などで水分活性が低く、冷蔵流通の商品なんかだったら、メーカーへの強い警告で済むと思うんだが・・・・とただの愚痴です・・・・・

今までは、MSEYで48時間培養。陽性だったら普通寒天で純培養しPSラテックスで確認といった手順でした。
で、まずは選択培地。生培地、或いは作り置きできる培地で24時間で判定可能なものは日水の食塩卵、X-SA寒天、栄研のエッグヨーク食塩寒天あたりでしょうか・・・・世間ではベアードパーカー寒天が主流になりつつあるようですが、当日調整が原則のようですし、昔使った時には36時間くらい培養してやったほうが卵黄反応がよく判った・・・
ちなみに、その昔、栄養豊富な培地で培養してやれば、卵黄反応も早く出るだろうと思い、ユーゴン寒天やブルセラ寒天に卵黄を入れたもので試してみると・・・・卵黄反応がほとんど出ない・・更に、コロニーが巨大になって、卵黄反応を覆ってるよ・・・・・
とりあえず、3種類の培地から、エッグヨークを選択。本当ならX-SAを使いたいところですが、無色透明の培地では標準寒天と取り違えそう・・・・しばらく試して、調子が悪いようだったらX-SAにしよう・・・・
確認試験はウサギプラズマで行なうことにしました。これで仕込んだ翌日に結果が判ります。更にエンテロトキシン。ヒトから取れるブドウ球菌は陽性になるものが多いが、鶏から取れるものは毒素を出さないものが多いとの事。PCRで決めるかとの意見もありましたが、遺伝子を持っていても、毒素を出すとは限らない・・・・これはやはり一晩培養して毒素を産生させるしかないか・・・・そのあとはERISAで確認しよう・・・そうすれば翌日には確定できる・・・・
そんなところで、若い検査担当の皆様方には、ウサギプラズマの使い方、判定の仕方を覚えてもらわないと・・・・・



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