fc2ブログ
小売業の品管
昔あったこと、いまやってること、その他どうでもいいようなことを・・・・・

カレンダー

08 | 2007/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



プロフィール

kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

kumamusi

Author:kumamusi



最近の記事



カテゴリー



リンク



最近のコメント



月別アーカイブ



FC2カウンター



最近のトラックバック



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



魚練の大腸菌群

ようやく3週間にわたる「死のロード」が終わりました。山形から長崎まで・・・・暑い中の夜討ち朝駆けで体が持つのかなと思いましたが、ようやく一段落・・・・おぢさんもまだまだいけるじゃん・・・・などと・・・・・・

で、その中の魚練屋さん、中規模のところで、工程管理は結構思い切ったことをやっていてそこそこ優秀なところです。検査すると一般生菌数はなんにも出てきませんが大腸菌群が陽性。そこで最後の詰めです。
よくある話ですが、検査をBACcTなどを用いてペトリフィルムを使い自主検査していて問題なくとも、公定機関やユーザーの検査で陽性になったりで途方にくれるメーカーさんが結構あります。ここもそうでした。試験法によって、感度が単純に30倍違うのがなかなか理解できないようです。
今回は、ペトリフィルムHSCC(検液を5ml蒔けるとの事)を使用して、検液の量の差を体感してもらおうと思いましたが、これがまだ日本では売られてないらしい。
しょうがないので、工程検査のみで、栄研のふきふきチェックとエルメックスのプロメディアST-SSPを使用することにしました。ふきふきチェックにST-SSPを2本入れれば使えるか・・・・しかし、栄研とエルメックスの相性の悪さかカタログどおりには使えない・・・3本ほど失敗してしまった・・・・・しかも、このやり方は結構コストがかかる。
ついでに、ペトリフィルムで落下菌の検査もしました。しかし、40℃以上ある揚げ物の部屋では培地がたちまち干物になってしまう・・・・・
工程は、揚げられた製品が放冷機と冷凍機を通り、包装室に入る、よくあるものです。
とりあえず結果は、思っていた環境や放冷機ではなく、冷凍機のエバポレーターでした。ここが汚染源で、飛び散る大腸菌群に微量に汚染されていました。原因が判ると対策は簡単です。
で、その後の対応ですが、問題は大腸菌群なので、それに絞ることにしました。
拭き取りは、今回と同様の方法でもいいかもしれませんが、拭き取った検液を日水のECブルー10で試験したほうが安いか・・・・
ついでに、製品は同じくECブルー100(これが一番容器が大きいような・・・)に適当な大きさに切った製品と希釈水を90ml入れ試験することにしました。製品をそのまま酵素基質培地に入れるのは、大手の魚練屋さんでは結構デフォなやり方になりつつあるし、自主検査なので、より厳しく検査することに問題は無いでしょう。
スポンサーサイト