小売業の品管
昔あったこと、いまやってること、その他どうでもいいようなことを・・・・・

カレンダー

08 | 2007/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



プロフィール

kumamusiです。 某小売業で、品質管理をやってます。 コメント、リンク歓迎です。

kumamusi

Author:kumamusi



最近の記事



カテゴリー



リンク



最近のコメント



月別アーカイブ



FC2カウンター



最近のトラックバック



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


冷凍・冷蔵ケース

今年の暑さは異常でした・・・・
日本での最高気温が更新された日、検査室の温度がいきなり上昇・・・・エアコンが壊れたのかと思ったら・・・・エアコンの性能の限界を超えてしまったようです。昼過ぎに日が陰ると、温度が下がり始めました。
しかし、室温があがると機器分析では秤が使えない、体積計が使えない・・・微生物でも、通常培地・試薬等の保管温度は25℃以下なので、気が気でない・・

その昔、店舗の冷蔵・冷凍ケースのチェックをはじめて行った時のこと。そろそろ暑くなる季節のことです。放射温度計を持って店を回りました。
それまで、こんなことは行われたことは無く、管理も店の裁量任せだったので、さあ大変。冷気の噴出し口についているハニカムが詰まっていたり、無かったり・・・ハニカムが欠落すると、その部分から冷気が大量に流れて、ハニカムの部分から冷気が出てこない・・・・その他、ケースの温度計が壊れていたり、設定温度を最低にしても10℃以下に冷えなかったり、冷気吸入口を塞ぐように商品が並べられていたり、冷蔵ケースの外にカートンを積んで牛乳を売っていたり、冷凍のケースでロードラインを超えて商品が入れられ、一番上は0℃を越えていたり、解凍した冷食をドライアイスで凍結させて売っていたりなどなど・・・無法地帯です。また、エアコンから噴出した風が当たる部分や、出入り口から吹き込む風が当たる部分は冷えてない・・・・・更に冷ケースの温度計のセンサーの設置場所によって、実際の商品の保存温度が大きく違ってくる・・・・当たり前か・・・・
その都度、店舗の職員に注意しましたが、忙しくて出来ないとか、私は関係ないから偉い人に言ってくれとか、そもそもなんでそんな事を言われるか理解できないとか・・・・
らちが明かないので、店舗部の部長と品管の部長、管財の部長(機器のメンテは管財がやっています)で集まってもらい協議することとなりましたが、店舗部の抵抗が強かった・・・曰く、「利益が上がってないのに、機器のメンテに金はかけられない」「手の届きやすいところにボリュームを持たせて陳列しないと売れない」「前陳(はみ出し陳列、冷ケースの手前外側に商品を並べること)しないと、売り上げが落ちる」などなど・・・
ZL2PGJさん、わが社の実態はこんなもんでした・・・・・・確信犯です。
しかし、なだめてすかして脅して、経費がかかっても売り上げが落ちても当たり前の管理をしようとの結論に持っていけました。でも、現場からは「売り上げが落ちる!」と脅しのような抗議もあったりして・・・・そんな時には、「落ちてもいいから法律を守れ!!」と突っぱねる・・・・・
それからまともな状態になるまで2年ほどかかりました。こまめに店舗を回って点検を行なうので結構大変。しかし、その翌年、一気に事態が好転。テナントの総菜屋で腸炎ビブリオによる食中毒事故が発生し、その部門が営業停止を食らったからでした。犠牲者が出て、マスコミで公表されないと保健所の講習会で教わるような当たり前のことをやらないというのが実態・・・・・・と、ただの愚痴でした・・・・・・
スポンサーサイト

夏の風物詩

いや~~・・・・
関東地方では相変わらず殺人的な暑さでありました。
この暑さの為か、今年は豆腐が腐敗してしまうクレームがいつもより多い・・・・腐っている、ヌルヌルする、水が濁っている、溶けている、酸っぱい味がするなど。昔は豆腐の腐敗は腸内細菌やバチルスが主要菌叢でしたが、凝固剤がグルコノデルタラクトンから“にがり”主流になる頃から乳酸菌が主要菌叢となってきました。考えてみれば、にがりの成分は乳酸菌のグロスファクターだわな・・・・『海水から取れた天然にがり100%の乳酸菌用培地!豊かなミネラルで乳酸菌を逞しく育てます』・・・・などと・・・・・

で、「豆腐のパックを開封したら、泡が出てきて酸っぱい臭いがする」とのクレームがありました。泡を吹いたとの内容は初めてです。臭ってみると・・・・いつもの酸敗臭ではなくモロに酢酸臭でした。
『見たところ、これは酢豆腐というものだな』 『さすが若旦那よくご存知で』・・・・・・

酢酸菌だと厄介だなと思いつつ(同定に必要な物が揃ってないよ・・・・)検査すると無事乳酸菌でした。せっかくだから、以前記載した方法でホモかヘテロかを見てやると、しっかりヘテロでガスを発生してくれました。
乳酸菌のガス

28℃で48時間培養。元気よくガスを発生してくれています。

まだドグシェルターが珍しかった時代、夏場入荷バースで30分ほど放置され、ヌルくなった豆腐は冷蔵庫に収められた後、10℃以下になるのに4時間程度かかるなんて事を経験したことがあります。当然その当時は、豆腐の腐敗が夏の風物詩でした。豆腐のクレームの増加で夏の訪れを知る・・・・・


魚練の大腸菌群

ようやく3週間にわたる「死のロード」が終わりました。山形から長崎まで・・・・暑い中の夜討ち朝駆けで体が持つのかなと思いましたが、ようやく一段落・・・・おぢさんもまだまだいけるじゃん・・・・などと・・・・・・

で、その中の魚練屋さん、中規模のところで、工程管理は結構思い切ったことをやっていてそこそこ優秀なところです。検査すると一般生菌数はなんにも出てきませんが大腸菌群が陽性。そこで最後の詰めです。
よくある話ですが、検査をBACcTなどを用いてペトリフィルムを使い自主検査していて問題なくとも、公定機関やユーザーの検査で陽性になったりで途方にくれるメーカーさんが結構あります。ここもそうでした。試験法によって、感度が単純に30倍違うのがなかなか理解できないようです。
今回は、ペトリフィルムHSCC(検液を5ml蒔けるとの事)を使用して、検液の量の差を体感してもらおうと思いましたが、これがまだ日本では売られてないらしい。
しょうがないので、工程検査のみで、栄研のふきふきチェックとエルメックスのプロメディアST-SSPを使用することにしました。ふきふきチェックにST-SSPを2本入れれば使えるか・・・・しかし、栄研とエルメックスの相性の悪さかカタログどおりには使えない・・・3本ほど失敗してしまった・・・・・しかも、このやり方は結構コストがかかる。
ついでに、ペトリフィルムで落下菌の検査もしました。しかし、40℃以上ある揚げ物の部屋では培地がたちまち干物になってしまう・・・・・
工程は、揚げられた製品が放冷機と冷凍機を通り、包装室に入る、よくあるものです。
とりあえず結果は、思っていた環境や放冷機ではなく、冷凍機のエバポレーターでした。ここが汚染源で、飛び散る大腸菌群に微量に汚染されていました。原因が判ると対策は簡単です。
で、その後の対応ですが、問題は大腸菌群なので、それに絞ることにしました。
拭き取りは、今回と同様の方法でもいいかもしれませんが、拭き取った検液を日水のECブルー10で試験したほうが安いか・・・・
ついでに、製品は同じくECブルー100(これが一番容器が大きいような・・・)に適当な大きさに切った製品と希釈水を90ml入れ試験することにしました。製品をそのまま酵素基質培地に入れるのは、大手の魚練屋さんでは結構デフォなやり方になりつつあるし、自主検査なので、より厳しく検査することに問題は無いでしょう。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。